皆さんこんにちは!NOMUです。
さあ今回は流行りにのっかり「ポケモンGO」の話題です。
もう皆さん遊んでみましたか?私は配信開始初日にダウンロードしたものの
まだまだ初心者です(レベル5になったばかり・・)
とはいえこの数日で色々と考えさせられる事もあるので
ツラツラと感想を交えつつ書いて行きたいと思います。
基本的なお話
最早皆さんご存知だと思いますが基本的なお話を少し・・。
まずこのゲームは当たり前ですが「ポケモンを捕獲する事」が大きな目的です。
街をうろうろ歩いていると野生のポケモンが出てくるので捕獲します。
(捕獲方法はポケモンに向けて画面上のモンスターボールをスワイプするだけ。)
なぜ街を歩き回る必要があるかというと、このゲーム「GPS」と連動していて
画面上には現実のマップが表示されます。で、ポケモンはそこら中にいるので
実際にその場所まで行かないとポケモンに出会えない仕組みです。
いわゆる「位置ゲー」というジャンルに該当します。
そして街中には「ポケストップ」と「ジム」という二箇所のスポットがあります。
ポケストップではアイテムや経験値が手に入り、ジムでは育てたポケモンで
バトルが出来ます。
プレイヤーは赤、黄、青のどこかのチームに所属するので、ジムでバトルをし
自分のチームの陣地を増やす事もこのゲームの目的のひとつです。
壮大な陣取り合戦だと思って頂ければ大丈夫です。
このポケストップとジムは旧所や名所、公園、公共施設などが登録されています。
ちなみにポケモンを捕獲したり、ポケストップを巡る事で経験値が貯まり
プレイヤーのレベルが上がります。レベルが上がればレアなポケモンや
強いポケモンと出会えるようになります。
ゲームとしての問題点
歩きスマホ危ないよ とかそういう話ではなく、ゲーム性の問題点をツラツラと・・
まずこのゲームの開発は日本の企業ではありません。
ポケモンを使っているので任天堂だと勘違いしている方もいますが
Niantic社というアメリカの企業です。(グーグルから派生した企業のようです)
そういう意味でポケモンGOは「位置ゲー」であり「洋ゲー」なのです。
任天堂はいわばキャラクターの版権を貸しただけです。
(一応共同開発となっていますが、今のところ任天堂色は皆無です)
不親切なゲームシステム
洋ゲー全般がそうであるようにポケモンGOも非常に不親切なシステムです。
国産ゲームであれば当然というべき手順がまるまる抜けています。
たとえば国産ゲームではゲームをスタートする時にそれはそれは親切な
チュートリアルがあります。実際にゲームのルールを遊びながら教えてくれます。
プレイヤーはゲームの操作方法や目的、テクニックなどをひとしきり体験し
なおかつ特典として課金アイテムやなかなか手に入らないアイテムをもらい
ようやく自由にゲームを進める事になります。
ところがポケモンGOではチュートリアルらしきものはほとんどありません。
ゲームの世界に突然放り出され、「ルールやその他もろもろは勝手に覚えてくれ」
と言わんばかりの対応です。
話題にのってダウンロードしたものの何をすればよいかわからず
早々にアンインストールしてしまった人もいるのではないでしょうか?
国産スマホゲーのお約束は排除
いわゆるログインボーナスやガチャのたぐいはありません。
別に課金ガチャが素晴らしいという訳ではなく、このシステムに慣れきって
しまった日本のユーザーがブームの去った後にどれほど継続してプレイを
するでしょうか?また、モチベーションを維持する為のイベントなども
今後どの程度開催するか未知数です。
イベントといえば人気コンテンツとのコラボ企画が定石となっていますが
題材がポケモンですからそれも難しいですしねぇ。
モチベーションを維持する為の運営力に疑問が残ります。
家でやることがない
「外に出てポケモンを捕まえよう」という売り文句は裏を返せば
「家の中でやる事がない」という事です。
外に出てポケモンを探すのは確かに楽しいですが、家でも
出来る事がないともうひとつ物足りないと思う方も多いでしょう。
現状家で出来る事といえばポケモンを集めるアイテムを使って
じっと待つ位です。
地域による格差
位置ゲーの宿命でしょうか?地域によってポケモンの出現率やポケストップの数が
まるで違います。現状では都心や観光地(京都など)では非常に有利にゲームが進み
地方が圧倒的に不利な状況です。
更に海外と日本(東京)でも大きな差があるらしく、外国の方からは「日本だけズルイ」と
言われてしまう始末。
せっかくなら地域ごとに長所・短所を作って、地域の個性が出るようにすればいいのに。
ポケモンって都心にしか住まないのかな?
企業によるリアルポケモンバトル勃発?
ポケモンを戦わす事のできるポケモンジムですが、地域の大きめのモニュメントなど
に設定されている事が多いです。しかし早くもポケモンGOと提携し、自社の店舗を
ほぼ全てジムとして登録した企業があります。
はい、ご存知の通り「日本マクドナルド」ですね。
現在マクドナルドの店舗は全国のほとんどがジムとなっています。
マックでは日々熱いポケモンバトルが繰り広げられている訳ですが
その集客力はどの程度なのでしょう?現段階ではまだデータが出ていませんが
業績的には上向くと思います。それほど今回の件はインパクトがあるものです。
他の企業も黙ってはいない
もし今回の件でマクドナルドの業績が上向くような事があれば当然他の企業も
手を上げるはずです。「うちの店舗もジムに登録してほしい」という要望が
あちこちから出てくるでしょう。
と、ここで「マクドナルドがいくら払ったのか」を考えて見ましょう。
具体的な額はもちろんわかりませんが、それ相応のお金が動いた事は予想できます。
すると当然他の企業も同等かそれ以上の金額が必要な訳で・・。
つまり大企業しかこの戦いには参戦できないという事です。
いや、そもそもそう簡単に提携企業が増える事をマクドナルドが許すとも思えません。
我々の知らないところで既に企業同士のリアルポケモンバトルは始まっているのかもしれませんね。
間違ってもバイヨンがジム認定される事はないと思います・・・。
集客と売上の問題
ジム認定がダメならせめてポケストップに認定して欲しいと思うところですが
果たして店舗がジムやポケストップに認定されて売上が上がるのでしょうか?
確かに人を集める事は出来ます。
ニュースになっている通り、有名な公園や駅などはポケモンプレイヤーで
溢れています。池袋の芸劇前とかすごかったです・・。
しかし、だからといってその場所で人がお金を落とすかというとちょっと違うと思います。
大抵のプレイヤーはポケストップの近くに(大抵は野外)いるだけで
周辺の施設でお金は使いません。
マクドナルドの場合は商品を買って店内に滞在しないと恩恵を受ける事が出来ないので
売上も伴うと思いますが、他の場所での売上効果は未知数です。
また、施設との相性もあります。
飲食店など店内に入ったらお金を使う事が前提の店舗は売上に結び付けやすいですが
ゲームセンターなど「入店してもお金を使うかどうかはわからない店舗」では
集客にはなっても売上化する事は難しいでしょうね。
そしてポケモンのイメージの問題もあります。
飲食店でも居酒屋などはイメージに合わないという理由でジムやポケストップに認定される
事はほぼないと踏んでいます。
まあ、それ以前にマクドナルドが他企業の参入を許さないと思いますけどね。
ゲームセンターの可能性
おそらくすぐそこまで来ているVRとARゲームの大きな波。
セガ、コナミ、バンナム、タイトーなどゲームセンターに機械を販売している企業も
このまま黙ってはいないでしょう。人気コンテンツはなにもポケモンだけではありません
からね。各企業キラーコンテンツは持っています。
ポケモンGOの仕組みをそのまま流用したとして、例えばメーカーはゲームセンターに
機械を売らなくても位置情報を売るだけで収益になるかもしれません。
いや、位置情報と筐体のセット販売かな?
例えばこんなゲーム
ドラゴンクエストモンスターズAR
・モンスターを育てて全国のプレイヤーとバトル。
・モンスターは筐体で遊んでも手に入るがスマホアプリでも獲得出来る。
・スマホアプリにモンスター出現ポイントとして店舗を登録する事が出来る。
・自店をモンスター出現ポイントとして登録する為には筐体代とは別に「位置情報代金」が必要。
開発スクエアエニックス 販売タイトー
筐体はセンター1台 サテライト4台セット 5,980,000円
位置情報登録料金 980,000円
課金 1プレイ30円
・・・・うーん・・ありそうだけど・・買わないなぁ・・。
アプリと実機連携の高い壁
まあ、妄想の話はこれ位にして・・。実は上記案とかって既に何回か似たような事を
チャレンジしているんですよね。パズドラとかモンストとか・・。
ですが、アプリと実機の完全な連携ってなかなか難しいんです。
アプリってグーグルやアップルを経由して販売しているので、我々の課金の何割かは
販売元に収める仕組みらしいんです。
つまり安易な連携でメーカーやオペレーターが儲けようと思ってもグーグルやアップルが
ダメって言ったら何も出来ないんです。パズドラやモンストほどのビックタイトルでも
ゲームセンターの筐体ではイマイチっていうのもここら辺に原因があったり(なかったり・・)
ポケモンGOがもたらしたもの
という訳でツラツラと感想的なものを書いてきましたが、ゲームがこれだけ社会現象として
メディアに取り上げられるのは久しぶりなので正直今後の展開に期待をします。
ポケモンGOはあくまでもきっかけに過ぎず、この騒動で日本のメーカーが本気を出して
くれれば(願わくばゲームセンターとも連携してくれれば) スマホゲーを敵視する
業界(ゲームセンター・家庭用市場)も少し変わると思います。
少なくてもスマホゲーに市場を奪われたと嘆くだけでなく、より建設的に
「どうやってスマホとリアルを融合させようか」という話になると思います。
もちろん壁は多数ありますが、これだけのフィーバーを目の当たりにすれば
何かしらの期待を抱きたくなりますよね。
そしてVRの技術も目覚しいです。一部の施設では商業化もはじまり、これからゲームセンターにも
新しい風が吹くと思います。
今後10年でひょっとしたら皆さんの知っているゲームセンターはなくなってしまうかもしれませんが
形を変えてこの業界はまだまだ生き残っていくと思います。
最後に大事な事を
バイヨンの下にある時計台も
ポケストップになっているので
ぜひついでにバイヨンにも遊びに来て下さいね。 では今週はこれにて。
Nomu
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