【VR体験レポート】お台場 VR ZONEに行ってきました

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皆さんこんにちは。NOMUです。

今回は一度行っておかねばと思っていた、お台場の

「VR ZONE Project i Can」にようやく行けましたので、その様子などを

レポートしたいと思います。

VR ZONEはバンダイナムコが実験的に期間限定でオープンしている施設です。(10月10日まで)

いやー・・ホントに滑り込みでなんとか行けましたわ。そしてバンナムといえばオペレーター的には

色々と・・それはもう色々と思うところはありますが、今回はそういうの抜きで純粋にレポートします。

VR って?

今更ではありますが・・VRとは「バーチャルリアリティ」の事です。

現在は専用のゴーグルやセンサーを装着して体験するのが一般的です。

バーチャルリアリティ = 仮想現実 なので、とにかく没入感が凄い!

まるで自分がその世界にいるように脳が騙されてしまいます。

この「脳がだまされる」ってのが本当に侮れなくて、今までのゲーム体験とはまったく別次元の

体験が出来ます。もちろんゲーム以外にも様々な分野で今後活躍しそうな注目の技術です。

 

ちなみに「ポケモンGO」で使われているのはAR(拡張現実)です。

(現実の場所に別の情報を加えて表現するのが拡張現実)

見慣れた風景にポケモンがいるように見えますよね?

現実に非現実のモノ・情報がやってくるのがAR、自分が非現実に行くのがVR、

厳密には正確に区別するのが難しい部分もあるようですが、まあだいたいそんな感じです。

NOMUさんの人生初VR体験

では、本題に行きましょう。

まず最初に体験したのは「アーガイルシフト」というシューティングゲーム

ロボットのコクピットに搭乗し、同乗している美少女ナビゲーターと共に敵と戦うという

「健全な男子なら一度は夢見たシチュエーションです!」

実際に自分が入り込んでいる世界はこんな感じ

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ロボットに乗っている感がすごい!だけどそれ以上に

ナビゲートの女の子がかわいい!

いや、これはすごいよ!もう戦闘なんてどうでもいいよ・・。(いやダメだ・・)

この子がそこに居る感覚がリアル過ぎて最初怖かった位でした。

これは・・この技術は・・

使える(ゲームの話しです)

これ、冗談抜きで技術が進めば「もう現実に戻るのが嫌だ」という

VR引きこもりが発生するかもしれませんね・・。

だって現実は・・

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(現実のほうで)ナビゲートしてくれたお姉さんが言っていましたが

「VRを体験している人を客観的に見ているのが一番面白い」

うん・・確かにそう思うよ・・。

脳がだまされるを実感

お次は「高所恐怖SHOW」にチャレンジ!

ビルの上(になぜか設置してある板)に取り残された子猫を助けるというゲーム?です。

まず現実の様子はこちら

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うーん。まぬけですねぇ・・。なんか棒立ちだし・・。

しかし体験中は地上200メートルのビルの上にいるのです。

これ、体験前はこのセットを見ているので「またまた大げさな(笑)」とか思うんですが

実際にやってみると「なんじゃこりゃぁぁぁ!!」ってなります。

また、この板が絶妙に左右にガタガタと揺れるのがやばいです。

途中でバランスを崩して落ちそうになりましたし。

私はまだなんとか普通に猫を助けて帰還できましたが、一緒に行った知人は

四つんばいになって絶叫してましたし・・。

(過去一番の絶叫だったそうです)

知り合いの業界の方は猫を助ける前に板を踏み外して落下してゲームオーバーに

なってしまったそうですし(過去にこの方だけだそうです・・そんなのばっかりか・・知り合い・・)

で、終わってみると膝が笑っててなんか自分歩き方がおかしい。

脳がだまされるっていうのはこういう事かと・・そして脳がだまされると体も反応するんだなと・・

いやー貴重な経験をしました。

ゲーマー魂がVRを凌駕する・・?

お次はVRお化け屋敷「脱出病棟Ω(オメガ)」

車椅子に固定されて謎解き要素満載の病院から脱出するだけの簡単なお仕事です。

怖いの大丈夫ですか? とか グロイの大丈夫ですか? とか

繰り返し聞かれるうえに、筐体の外にはこんな張り紙が

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いや、そんな事いわれてもなぁ・・。

なんでも2人プレイでクリアできる確率はだいたい50%位なんだとか。

謎解きが若干いじわるなのと、純粋に怖すぎて途中でギブアップする人が多いそうで・・。

そうか・・VR ZONEに入館したときからずっと聞こえていた叫び声はこれが原因か・・。

私達の前の方達もそれは見事な絶叫具合でした。

しかも女の子がかわいく「キャー怖いー」とかそんなんじゃなくて、

本当にヤバイ時の絶叫でした

外国の方はリアルに「オーマイガー!」とか「ジーザス!」を連呼するそうです。

 

で、実際に2人で挑戦してみました。

私も知人は最初けっこう怖くて騒いでいましたが、ちゃんと謎解きをしないと前に進めない。

「これはちゃんと攻略しなくちゃ」 と意識した瞬間に2人ともゲーマースイッチがONに。

なぜかそのスイッチが入ってからは攻略に意識がいき、

全然怖くない

いやそれはもう大変な事になっているんですよVRの中では・・

人がバンバン死んでいくし、死んでいく様子がリアルに描写されてるし

血とかもありえない位吹き出てるし。

絶対に家庭用ならR18指定だし、ゲーセンでは過激過ぎてこのまま稼動出来ないレベルの

死にっぷりだし。

軽いトラウマになってもおかしくない位の恐怖は十分にあるんですが

やっぱり全然怖くない・・

それでも途中で謎解きに失敗しクリアならず!うーん残念。

それにしても恐怖より、ゲーマー魂が勝つというのには驚きました。

案内してくれた係の方もびっくりするほど冷静にゲームを進めていたそうです。

 

まあ、これを体験して怖くない方が異常だと思うので

たいしたことないのか

と、勘違いして気軽に体験をすると死ぬほど後悔する事になると思うのでお気をつけて・・・。

まとめ

という訳で非常に貴重な体験をしてきましたが、最後にいくつかまとめというか

感想的なものを書いておこうと思います。

 

・VRゴーグルが結構重い

・VRゴーグルの隙間から現実が若干見える

・VR酔いは気にならないレベル(人によると思います)

・なぜか終わってから異常に疲れる

 

VRを体験するための装備品(ゴーグルとか)については今後もどんどん

改良されると思うので、重いとか、ずり落ちてくるとかの課題はクリアされていくと思います。

それよりもVR酔いや、謎の疲労感の方が課題かなぁ。

家庭用でもVRが出ますが、VRの精度が上がれば上がるほど長時間のプレイは出来ないような気がします。

慣れの問題かもしれませんが、現段階では10分程度が限界ではないでしょうか?

1時間とかVRを体験したら何かしらの体調不良をおこすかもしれません。

また社会問題とかにならなければいいのですが・・。

 

余談ですが、業界の方と話していると「VRの売り方がわからない」という声を聞きます。

レポートの写真でおわかりのように、VRをやっている姿は非常にまぬけなので

ゲームの分野では「家庭用」が相性がいいと思います。

(それでも1人でプレイできる環境がないのであれば難しいと思いますが。)

アーケードでは、ゲームセンターよりもジョイポリスやナンジャタウンのようなエンタメ施設が

取り入れやすいでしょうね。

家庭用以外で展開しようとした場合、どうしても現段階では専属のスタッフがつく必要があります。

VR体験中は現実の様子がわからないので、事件・事故に合う確率が高くなってしまいますし

単純に安全面でもスタッフがついていないと問題があるでしょう。

なので既存のゲームと同じ感覚でゲームセンターにVRゲームを置くというのはなかなか難しいわけです。

メーカーもゲームセンター用にVRマシンを開発すると言っても現実的な運営方法が見えなければ

開発のしようがないので、今のところ具体的な話は聞こえてきません。

 

「今までのアーケードゲームと同じ感覚で設置できるVR機」

というのがゲームセンターに登場するのはもう少し先の話になりそうですね。

(実は衛生面の問題も大きな壁としてありますし・・。)

既存のゲームセンターが淘汰されてVRセンターのような新しい業態に

とってかわられるという未来だけは避けたいところです。

それではまた次回ー。

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Nomu

Nomu

数少ないバイヨンオープニングメンバーの1人。もう10年以上バイヨンに関わってます。メダルゲームを専門とし、シングルマシンをこよなく愛する。好きなゲームは52JP・HMなど。