時代を築いたゲーム達

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皆さんこんにちは。NOMUです。

前回お伝えした「バイヨンTVテーマソング」の記事には

各方面から反響を頂きましてありがたい限りでございます。

入荷したばかりのクロスビーツも予想以上に稼動しておりまして

本当に皆さんありがとうございます。

前回の記事はこちら↓

【情報解禁】レコーディングに行って来ました♪

完成した曲が聞けるようになるまでもう少しだけお待ち下さいね。

さて、今回はガラッと内容を変えまして

時代を築いた名機達を振り返ってみたいと思います。

今回は主にアーケードマシンの特集ですが

そのうちメダルゲームの特集もやろうかなぁ・・・。

あ、今回は記事の最後に皆様へのお願いが書いてあるので

是非ご協力をお願いいたします。

時代を築いた名機達

アーケードにジャンルを絞っても本当に沢山の名機があります。

とても一度には紹介しきれないので今回はこの15年位の間に

世に出た専用筐体のゲームを振り返って行きます。

アイドルマスター アーケード

アイマス

通称 アケマス

2005年にナムコから発売され全国のゲーセンで稼動していました。

もう12年前のゲームなんですね・・まだバンダイナムコじゃなくて

ナムコだし・・・。

現在でも根強い人気を誇るアイドルマスターシリーズの元祖と言って

もよいゲームです。ちなみに音ゲーではありません。

自身はプロデューサーとなり10人のアイドル候補生を育成し

トップアイドルを目指していくという内容で、無理やりジャンル分けすれば

育成シュミレーションになるのかなぁ?

稼動開始時はオンライン対応で全国ランキングや、携帯と連動して

アイドル達からメールが届くなどのサービスを展開していましたが

2010年にサーバーの耐用年数に限界が訪れオフライン化。

その後も稼動を続けている店舗はありましたが、撤去が進み

現在では稼動している店舗は全国で10店舗もないのではないでしょうか?

ドラゴンクロニクル

ドラクロ

2003年 ナムコから発売され全国で稼動開始。

2004年にはバージョンアップし「伝説のマスターアーク」という副題がつき

プレイヤーの階級制度などの新要素が追加、更に2004年末には遂に

全国オンライン対戦を実装した「天空大決戦」が稼動する。

まだバナパスとかもなく、現在のような通信環境もない中でよくやったと

思います。2003年頃ってまだスマホも普及していませんからね・・・。

内容としてはドラゴンを育てて対戦させるってだけなんですけどね。

非常によく出来たゲームでした。前述のアイドルマスターもそうですが

この時代はまだバナパスがないので、ドラゴンの育成にはリライタブルカードが

使用されていました。簡単にいえばイラストの印刷ができる磁気カードですね。

ところがこのリライタブルカードって仕組みが簡単なので、内部データの

改ざんなどが大きな問題になりました。改ざんしたカードをネットオークションで

販売したり、複数人で協力することでランキングを1位にしたカードを作ったり・・

運営と不正プレイヤーのいたちごっこは遂に「ランキングシステムの廃止」という

結果に繋がってしまいます。

当時の技術では起こるべくして起こった事件だったとは思いますが

今振り返ってみても悲しい出来事でしたね。

その後2008年にオンラインサービス停止。

2016年に全国で最後まで稼動していた埼玉県狭山市の店舗から

撤去され13年の歴史に幕を閉じました。

アヴァロンの鍵

アヴァロン

2003年 セガから発売。

その後2004年には「アヴァロンの鍵弐」へバージョンアップ。

今では当たり前の「通信機能」というものがなかったので、対戦は

店舗内のみ。使用している基板はTRIFORCE基板!(懐かしい!!)

ゲームセンターにおけるトレーディングカードゲームの先駆け的な作品です。

リアルカードを30枚まとめてカードリーダーにつっこんでプレイするという

豪快な仕組みでした。どうやって30枚のカードを識別しているのか

当時も今も割りと謎です。そしてこの仕組みは後のクエストオブDに

引き継がれる事になります。

発売当時は本当に新しい仕組み(ジャンル)のゲームであったため

運営の不備が色々と続いた事や、筐体自体の不具合も多かった事

更にはプレイヤーの格差が大きくなりやすいゲーム性であった為に

ブームは長く続かず終焉を迎えた、不遇の名作。

驚くのは一部コアなファンの応援もありなんと今年の7月(つい最近)まで

鈴鹿市の店舗で稼動していたという事実!

現在はそのお店での稼動も終了し、本当にもう遊べなくなってしまいました。

長い間お疲れ様でした。

その他

クエストオブD

クエD

 

2004年にセガより発売。

稼動開始直後から深刻なバグ、不正、、不具合、ゲームバランスの崩壊が相次ぎ

全国のプレイヤーとのオンラインプレイが可能という、当時ではまだ

新しい仕組みを使ったゲームであったにも関わらず、大ヒットとはならなかった。

今のセガが運営をしていればこんな事にはならなかったのではないかと

個人的には思うが、当時はまだそんなノウハウはなかっただろうからね・・・。

 

ダービーオーナーズクラブ

DOC

1999年(!)にセガから発売され、一大ブームを作り上げた。

2000年、2001年と毎年バージョンアップを重ねたが

2001年のバージョンアップで初代の筐体では稼動が終了。

その後なんと7年の時を経て2008年に新筐体で復活!

2009年にバージョンアップを行い現在に至る。

2014年にはオンラインサービスも終了し、現在プレイできる店舗がまだ

存在するのかは謎。

1999年当時磁気カードを使ってゲームデータをセーブできるアーケードマシン

というものがまだなかったので、とんでもなく画期的なゲームでした。

各地のゲーセンでは専用フロアが出来たり、常に順番待ちでなかなかプレイが出来ない

など、一大ブームとなりました・・・が!前述のドラゴンクロニクル同様「磁気カード」を採用

していた為、各地で不正が横行。

ゲームとしての寿命は4年位だったと記憶しています。

そう考えると、麻雀格闘倶楽部とかWCCFはどれだけ化物タイトルかがよくわかりますね。

メダルゲーム

という訳でアーケードの名作を振り返ってみましたが

メダルゲームにも時代を築いたゲームは沢山あります。

たとえば

ICビンゴ

ビンゴ

1980年代に一世風靡したメダルゲーム機。

前身であるメカビンゴのパーツ調達、メンテナンスに限界が訪れた為に

当時のシグマが開発をした。

メダルゲームとしては珍しく、プレイヤーのスキルがメダルの獲得枚数に大きく

影響を及ぼすというゲームデザインであった。

当時は都内中心にICビンゴの専門店や専用フロアなどが存在するほどのブームとなり

各地でローカルなコミュニティも存在したが、時代の変化と共に姿を消していった。

当時はまだ風営法の施行前であり、堂々と24時間営業ができる時代でもあった。

カラオケもまだ一般化する前の時代なので、お酒を飲んでその後始発までICビンゴを嗜む

という「遊びのスタイル」が一部では確かに存在していた。・・・いい時代ですね・・。

今50代よりも上の世代の皆さんには思い出のあるゲームなのではないでしょうか?

現在このICビンゴがプレイできるのは、日本で唯一

バイヨンだけです

お盆休みのシーズンでもあるので、埼玉方面へお立ち寄りの際は是非

遊びに来て下さいね。(・・・宣伝・・?)

G1リーディングサイアー

G1

1999年にコナミから発売されたメダルゲーム。

メダル競馬ゲームで初めて『馬の育成』という概念を持ち込んだ

歴史に残る名作競馬ゲームです!

こちらも流石に古いマシンなので各地で撤去が進み

今日本で遊べるのはバイヨンだけかもしれません。

数年前まではまだ稼動している店舗が確認できたのですが

今いくら調べても情報が出てきません。

まだ稼動しているお店はありますか??

 

はい

ここで冒頭に書いた皆さんへのお願いなのですが

現在バイヨンのG1リーディングサイアも満身創痍といった状況で

なんとか・・かろうじて・・稼動しているという状態です。

ただこのゲームのファンの方は非常に多く、撤去は考えたくありません。

とはいえ、メーカーの保障やパーツの生産もとっくに終了していて

修理しながら稼動するのにも限界が来ています。

もし、稼動している店舗の情報をお持ちの方がいましたら是非教えて下さい。

他、倉庫にしまってあるよ、とか、パーツ持ってるよ、などという

企業の方がいらっしゃいましたら是非お話を聞かせて下さい。

まだまだ継続して稼動させていきたい!

どうかご協力をお願いいたします。

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Nomu

Nomu

数少ないバイヨンオープニングメンバーの1人。もう10年以上バイヨンに関わってます。メダルゲームを専門とし、シングルマシンをこよなく愛する。好きなゲームは52JP・HMなど。