ゲームセンターの今と未来を考える(2)

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皆さんこんにちは。NOMUです。

さて、タイトルにある本題に行くまでが

長くなりすぎて二日連続での更新となりましたが

いかがお過ごしですか?

火曜日にブログをアップというのも新鮮ですね。

前回の記事はこちら

ゲームセンターの今と未来を考える(1)

カプコンにケンカを売って

ADでロストトレジャーを遊んだだけで

終わってしまったので続きを書きます。

池袋へ

吉祥寺を早々に後にし、池袋へ向かいます。

なんでかって?

池袋にもeスポーツ・・というか

ゲームセンターの中にPCを置いて運営している

ところがあったなぁと思い出したからです。

いわゆるゲーミングPCってやつなのか?

店舗はこちら

池袋東口のゲーム「サファリ」

メダルゲームは設置されておらず

プライズが少々と他はビデオゲームのお店です。

ここも店内のなかなかのスペースを使って

PCが設置されています。

が、こちらは100円を投入してプレイするタイプの

運営なのでネットカフェのゲーセン版というところでしょうか?

私が行った時はPCコーナーにプレイヤーが5名ほど

プラサカプコンもそれぐらいの人数だったので

特にイベントを行っていない時はそれ位が

平均的な在客数なんでしょうかね?

本題

さて、ようやく本題にたどり着きました。

前回からゲームセンターの「今」を見てきましたが

ここで、既存店舗の特徴や取り組みをまとめてみます。

まずは店舗のタイプから

繁華街店舗

名前の通り繁華街に店舗を構えているので

集客に有利です。プライズが主力という店舗が多いですが

メダルもビデオもプリクラもキッズも一通り全て揃っているという

印象で、多層階の店舗が多いのも特徴。

地域によってはアニメとのコラボ企画なんかも行っていて

池袋なんかは「ゲーセン戦国地帯」として有名(?)

ただ集客に有利という事はその分家賃も信じられない位高額なので

目的客以外にどうやって来店してもらうかが超重要です。

都内だと新宿・渋谷・池袋あたりは大手しか手が出せません。

いや・・出せるけど・・リスクがね・・。

ロードサイド店舗

主要幹線道路沿いに立地した店舗です。

一昔前はこの形態が天下を取った時代もありました・・。

1フロアでとにかく広いというのが特徴。

まだまだ数はありますが、だいぶ閉店をしてしまい

昔の勢いはありません。車社会の地域ではまだ

元気なのかな?

SC店舗

商業施設内にあるゲームコーナーです。

大きめのイオンとかに行くと必ずありますよね?

繁華街店よりも更に目的客が少ないので、必然的に

プライズがメインとなります。

『商業施設そのものの集客力』に影響されるので

店舗単体の努力ではどうにもならない事も多い。

逆もまたしかりなのでいい物件なら安定して運営できる。

最近はこの形態がゲームセンターでも主要な店舗になっています。

オンライン店舗

いわゆる『ネットクレーン』というやつです。

PCやスマホでログインして実物のプライズ機を操作。

景品が獲得できれば後日郵送という仕組み。

出始めの頃は「これグレーなんじゃ?」と各社様子見でしたが

最近では合法という事で大手も参入していますよね。

もちろんプライズメイン・・というかプライズ専門の形態です。

大きな倉庫を借りて運営すればいいので、家賃も安いし

儲かるのでは?と噂されましたが、実際にはネット上で

集客をしなければならないので「広告費」がすっごい掛かります。

結局、リアル店舗でもネット店舗でもお金掛かるんですよ・・・。

ネット上で存在感を示せなければ「存在していないのと同じ」に

なってしまうのである意味リアル店舗よりシビアな世界です。

いつの間にか競合も多いし。

変な希望を抱いて参入すると痛い目に合います。

*

さて、続きまして立地とかは関係なく

店舗の取り組みを見ていきます。

VR

前回も書きましたがあれだけ期待していたVRは

結局業界を救う救世主にはなれないみたいです。

VR専門の店舗は色々ありますが、ゲームセンターの

イメージとはちょっと違うかな?

少なくとも既存のゲームセンターにVRを導入して

成功している事例を1つも知りません。

多分、ゲームセンターとは関係なくこれから独自に進化を

していくと思います。ありがとうVR、夢は見れたよ。

また会う日までー

e-スポーツ

前回もゲームセンター内の現場を見てきて思いましたが

どうもe-スポーツに関してはゲームセンターの運営者とは

別の文脈で動いている人達が多くて、親和性が低いというか

同じゲームではあるけど「ゲームセンターとは別のもの」

と考えた方が良さそうですね。

アーケードが家庭用に移植されるとか・・

ソシャゲがアーケードになるとか・・

違う分野でも多少の交流というか、繋がりみたいなものは

今までありましたが、e-スポーツに関してはそういうのを

まったく感じられません。

まあ、オリンピックの種目にするとかしないとか

騒がれているのでゲームセンターなど相手にしている場合でも

ないのでしょうが(自虐)

今後はわかりませんが、今のところは別の業界って感じですね。

1点突破型の運営

なんだかんだで大手から中小まで含めて

これが一番現実的に生き残っていけるやり方なのかな

と思います。

一通りのジャンルが揃っている状態で一分野だけ突き抜ける

もっと潔い店舗だと単一ジャンルしか置かない・・というように

なんとなく平均的な運営をするのではなく

ある1つのジャンルに命を掛けるという手法です。

*

という事で1点突破型運営の実例は次回!

ハイ、明日も更新しますよ!

なんだろうこの流れは・・なにかの特訓かな?

明日も宜しくお願いします。

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Nomu

Nomu

数少ないバイヨンオープニングメンバーの1人。もう10年以上バイヨンに関わってます。メダルゲームを専門とし、シングルマシンをこよなく愛する。好きなゲームは52JP・HMなど。