【夏休みSP】幻の音ゲー達

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皆さんこんにちは。NOMUです。

まだまだ夏は終わらない!という訳で

先週に引き続き夏休みスペシャルです。

何がスペシャルなのか自分でもよくわかりませんが

今週は『幻の音ゲー達』というテーマです。

初代ビートマニアが世に出てから22年。

もう20年以上経つのか!?という驚きも

ありますが、その間にヒットした音ゲーもあれば

ヒットせず時代に埋もれていった音ゲーも様々あります。

そんな時代に埋もれていった『幻の音ゲー』を

振り返ってみたいと思います。

RAP FREAKS(ラップフリークス)

1999年 コナミ

画像はありません。

なぜなら『発売されなかったから』

AMショーで発表された後、当時コナミ直営のロケ

『チルコポルト』でロケテが行われましたが

結局発売には至りませんでした。

ビーマニシリーズとして発表されたのに

発売されなかったという珍しいゲームです。

内容はタイトルの通り『ラップ』が題材の音ゲーで

自分の声とハンドクラップを使います。

まず、RECゾーンで自分の声を録音します。

一応歌詞(?)の指示はあるみたいですが

何を録音してもいいみたいです。

ラップなので「HAY!」とか「YO!」とかそういうの。

で、録音後に曲に合わせて画面上からノーツが

落ちて来ます。プレイヤーはノーツの指示に合わせ

手に装着したグローブを叩いたり振ったりします。

上手く行くと最初に録音した『自分の声』が再生され

エフェクターで声に装飾をつけたりできるみたいですね。

文章にすると難しいですが、実際には感覚でプレイでき、

ビートマニアなどの鍵盤を叩くゲームよりも

ライト向け(?)のゲームだったとか。

筐体には自分の声を録音するためのマイクと

操作に使うグローブが備え付けられており

見た目も中身も他のビーマニシリーズとは

一線を画しています。

なぜ発売されなかったのかには諸説ありますが

・録音した自分の声がプレイ中に響き渡るのが恥ずかしい

・グローブを一人で装着できない

・二人同時プレイが無理ゲー過ぎる

などなど、発想は面白かったのですが

現実にロケに設置するゲームとしては不完全な

仕様だったようですね。『恥ずかしい』というのは

ヒットすれば乗り越えられる課題だったかも

しれませんが、デバイスの詰めの甘さや

ゲーム性そのものに難があったというのは否めない。

DANCE 86.4 FUNKY RADIO STATION

ダンスやろーよファンキーラジオステーション

2005年 コナミ

画像はWikipediaより引用

86.4で「やろーよ」ラジオの周波数とかけている。

見たまんまダンスゲーです。

フットパネルは3つでポップンのようなキャラクターを

採用しており、DDRとは別の方向性のダンスゲームを

狙ったようですね。ゲーム性も「踏んではいけないノーツ」

などがあるため、ガチの音ゲーとは少し毛色が違う。

(踏んでしまうと一定時間ノーツが見えにくくなるなど)

ビーマニシリーズとしてちゃんと発売されており

私も他のロケでうっすらと見かけた思い出があります。

おそらくSC向けの筐体だったと思われますが

いつの間にか市場から消えており、評価などは不明。

ダンシングステージシリーズ

1999年~2000年 コナミ

ダンスゲーです。というかDDRの派生作品。

ざっくり言えば

『特定のアーティストとコラボしたDDR』

なので収録楽曲はともかく、ゲーム性はDDRです。

ダンシングステージという名称は海外版のDDRの名称なので

まあそういう事です。

1999年に第一弾と第二弾、2000年に第三弾が

発売されましたがその後は発売されず。

第一弾は『TRUE KiSS DESTiNATiON』

第二弾は『DREAMS COME TRUE』

第三弾は『ディズニー』とのコラボとなっています。

ディズニーとドリカムはわかるけど

TRUE KiSS DESTiNATiONって何?という方も多いのか?

えーっと小室哲哉が前の奥さんと一時期やっていた

ユニットです。私はおっさんだから知ってるけど

知らない人も多いですねきっと・・・

気になる方は調べてみて下さい。ここでは割愛します。

MARTIAL BEAT

2002年 コナミ

コナミばっかりじゃないか!

すみません、そういう時代なのです・・・

長らく『音ゲー イコール コナミ』だったので

必然的に取り上げるネタもコナミのゲームが多くなっています。

さてこの『マーシャルビート』ですが

プレステで先に発売され、その後アーケード発売という

当時は珍しいタイトルでした。

画面に表示されるお手本通りに空手やカンフーなど

いろいろな武道のポーズを決めていくという内容で

アーケード筐体はDDR筐体が転用されました。

当時はわかりませんでしたが、今思えば

DDRからのコンバージョンキットだったのかな?

コナミスポーツ全面協力だったこともあり

音ゲーというよりはゲーセンで体験できる

フィットネス機のような感じだった気がする。

2002年なら私も業界で働いているので

なんとなーくこんな筐体があったなーというのは

覚えています。うっすらとですが。

ただDDRよりも更に広い設置面積が必要だったので

結局はあまり導入されずに終わったと思います。

今ならフィットネスも流行っているし

ゲームセンターじゃないところで需要はありそうですけどね。

ドリームオーディション

2000年 ジャレコ

ずっとコナミのゲームだったから

最後はやっぱりジャレコのゲームを紹介だ!(意味深)

今は亡きジャレコ。名作も多いですが

こんなゲームも開発していたんですね。

プレステ2でも発売されているこのゲーム

簡単に言えば『カラオケ』です。

曲を選択して、筐体に付いているマイクに向かって歌う。

そして音程など様々な判定があり、上手さを競うという

カラオケ採点機能の豪華版(当時)という内容。

今なら普通にどこのメーカーのカラオケ機にも

付属している機能ですね。

これが登場した時はよく覚えています。

「ギター、ドラムと来たら次は歌なんじゃないか?」

などと当時仲間内で話していましたが、まさか本当に

発売されるとは思っていませんでした。

まあ、コナミは同時期に「キーボードマニア」を

リリースしているので歌ではなかった訳ですが。

(前述のラップフリークスで近い事はやろうとしていたのかな?)

わかっていた事ですが、ゲームセンターという

色々な人がいる開かれた場所で、歌ってやろうという

猛者はごく少数しかおらずまさに幻の音ゲーと

なってしまいました。

ちなみにこのゲーム、タイトルの通り

本当のオーディション企画と連動していたみたいです。

一体誰が優勝してデビューしたのかは謎ですが・・・

逆にネットの発達した今の時代こそこういう企画と

ゲームを連動させやすい気がするのですが

まあもうカラオケ業界でやっているか・・・。

という訳で今回はマイナー音ゲーの紹介でした。

次点で「サンバDEアミーゴ」や「シャカットタンバリン」

なんかもあったのですがマイナー界では有名過ぎる

という謎の理由で今回は見送りました。

さて、次回からはこのブログも通常モード。

そろそろ新しい路線のゲーセン巡りをしようかな?

では次回もよろしくお願いします。

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Nomu

Nomu

数少ないバイヨンオープニングメンバーの1人。もう10年以上バイヨンに関わってます。メダルゲームを専門とし、シングルマシンをこよなく愛する。好きなゲームは52JP・HMなど。