【気が付いたらやっていない】いつの間にかなくなったゲーセンでの文化

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皆さんこんにちは。NOMUです。

2週続けてイベントのお知らせになってしまったので

今回は普通に(?)ブログを書きます。

テーマは「いつの間にかなくなっていたゲーセンでの文化」

なんかややこしいタイトルですみません・・・

ゲーセン文化がなくなったとかそういう話じゃなくて

昔は色んなゲーセンで普通に行われていた事が

いつの間にかなくなったよね、というお話です。

 

巻きメダル

巻きメダルと言われても今のプレイヤーにはピンと

来ないかもしれませんが、昔はプッシャーに

巻きメダルと言われる棒状のメダルを設置していたんですよ。

25枚とかのメダルを専用の紙で巻いて棒状にして設置するんです。

専用の巻き紙もキラキラして高級感があってカッコよかった。

他はどうかわかりませんが私はシグマ出身なので、

シグマの店舗には巻きメダルを作成する専用の機械がありました。

(なんかよく紙が詰まっていた思い出)

他にも5枚とか10枚のメダルをセロファンで巻く

「おひねり」というタイプの巻きメダルがありましたねー

ただ高級感とか特別感みたいのは棒状のタイプが圧倒的で

巻きメダルを落としたいが為に収支度外視でプッシャーを

遊んでいた気がします。

さて、この巻きメダル。現在では絶滅しました。

理由はいくつかありますが、まずメダル単価が変化し

25枚メダルを獲得しても当時に比べて嬉しくないという点。

そして根本的な理由として「プッシャーの構造が変わった」

ので店舗独自に巻きメダルを設置する事が不可能になった事です。

昔はプッシャーテーブルから落ちたメダルはダイレクトに

獲得口に落ちたので巻きメダルみたいな「異物」が

設置されていてもそのまま獲得できたんです。

しかし現在のプッシャーはプッシャーテーブルと獲得口の

間に「カウントホッパー」という「何枚メダルが払い出されたか」

を数えているパーツが増えたので基本的にメダル以外のものが

獲得口から出て来る事はありません。

 

まとめると

・メダル単価の変化

・機械そのものの構造が変わった

そんな理由で巻きメダルは絶滅しました。

なんか特別な価値を感じられて好きだったんですけどね。

巻きメダルが活躍していた最後の方は、巻きメダルに

くじをつけてみたり、巻きメダルを落とす事が

トリガーとなってイベントがはじまったりと

各店色んな事をやっていて楽しかった記憶があります。

(当時どんだけ巻きメダルを絡めたイベントを作ったか・・・)

 

マイクパフォーマンス

続きましては「マイクパフォーマンス」

巻きメダルと違い絶滅した訳ではなく、

ジャンルによっては生き残っています。

プライズコーナーでの景品紹介とか。

ただやっぱりメダルに関してはほぼ絶滅状態なのかなと。

やってもプッシャーのJP放送位???

その中でも「競馬実況」は完全に絶滅しました。

なぜならわざわざ店員がやらなくても、マシンに

実況機能がついているから。あとはフィギアが走る系の

競馬ゲームが減った(ない訳じゃない)のも理由かと。

ていうか競馬=スターホースになってからは

実況する意味がなくなりましたからねー。

 

今では考えられませんが昔は「競馬実況ができて一人前」

みたいな時期もあったんですよ・・・。

私もやってたなぁ実況。結構マイクパフォーマンスの仕事は

好きで進んでやっていた気がします。

今でもB-1の前説とか、バイヨンTVでその時の経験が

生きているので、人生なにがあるかわかりませんね。

 

その他

多分他にもあると思うのですが

とりあえず今思いついたものを。

 

【散水】

フロアの床が絨毯だと静電気でマシンが壊れるから

定期的にじょうろで水を撒く業務だよ。

10年弱水まいて思った事は「これ意味がないんじゃ?」

という訳でやらなくなりました。

 

【非合法系の色々】

文化じゃないけど・・・

昔は10円プッシャーが店頭に置いてあったり

この前書いたけどガチ脱衣麻雀とか、プライズの景品が

アダルトグッズだったりとか。ファミコン改造して

遊ばせたり、野球拳のゲームが堂々と稼働していたり。

今では信じられない事が結構ありました。

よくこんな健全な業界になったなと思います。本当に。

個人的には少しグレーっぽい雰囲気も好きですけどね。

 

【接客の概念】

個人経営の店舗なんかだと接客の概念がない店舗も

ありましたね。「いらっしゃいませ」とかそういう

基本的な接客用語も使わないというか、そもそも

カウンターでなんかしていてこっちを見ていないというか。

マシントラブルを報告すると舌打ちされたりとか。

30年位前はそんなお店も普通にありました。

 

という訳で

「いつの間にかなくなっていたゲーセンでの文化」でした。

私はシグマで育ったので他社の環境で育った方はまた違う

文化があったのかなと思います。そういうのも聞きたいですね。

最後に、プライズで景品が取れた時にタンバリンとマイクで

騒がれる演出は・・・怖かったです。

タンバリンを鳴らしている店員の目がだいたい死んでいるのが

余計に怖かった思い出。無理はいかんよ。(怖いから)

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Nomu

Nomu

数少ないバイヨンオープニングメンバーの1人。もう10年以上バイヨンに関わってます。メダルゲームを専門とし、シングルマシンをこよなく愛する。好きなゲームは52JP・HMなど。