思い出の「やらかしゲー」②

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皆さんこんにちは。NOMUです。

先週のブログは大変好評だったようで

私も精神力を削って書いたかいがありました。

読んで頂いた皆さんありがとうございます。

さて、キツメの記事を書いた翌週は反動で

緩い記事を書く事が多いですが、今回も例にもれず

思い出の「やらかしゲー」その② を

書きたいと思います。

ちなみに前回同じカテゴリで書いたブログはこちら

思い出の「やらかしゲー」

前回の記事にも書いてありますが、

やらかしゲーとは

・業界にあまりよくない意味でインパクトを与えたゲーム
・ゲーム性が余りにもアレなゲーム(悪い意味でクソゲー)
・欠陥や問題があったゲーム

このいずれかを満たしたゲームの事とします。

それでは行ってみましょう!

HELLO! POP’N MUSIC

まずは「やらかしゲー」の宝庫「音ゲー」から

HELLO! POP’N MUSICの紹介です。

大人気POP’N MUSICの外伝的作品として

リリースされたこのゲーム、低年齢層や音ゲー初心者を

ターゲットとしていた為か

譜面がとにかく簡単

そもそもボタンが・・

おなじみの9ボタンから4ボタンに変更されています。

通常のモードだと1人プレイは4ボタンしか使いません。

一応1人で8ボタン使う「ダブルモード」も

あるそうですが、それでもやりこんだプレイヤーには

物足りない仕様に・・・

一部熱狂的なファンは獲得したものの

あまり市場にも出回らず、ひっそりとサービス終了しました。

コナミは他にもDDRやドラムマニアを低年齢向けに作り直した

タイトルをいくつかリリースしていますがどれも当たらず・・

うーん、コナミがどうというより低年齢層と音ゲーという

組み合わせの相性が悪いんでしょうねきっと。

(あ、でも太鼓の達人とかはヒットしているからそんな事ないのか)

ステッピングステージ

ジャレコが1999年に発売した

ダンスゲームです。

DDRじゃありません。

ステッピングステージです

・・・まあ内容はほぼDDRと一緒ですが。

ジャレコといえばVJを巡りコナミと派手な喧嘩をした企業。

えっ?まだ戦うの?と思いきやこの時はコナミに

訴えられないように色々と工夫をしていたようです。

まあジャレコに限らず当時のコナミは自社以外の

音ゲーは認めないスタンスだったので、色々な

方面に圧をかけたりとだいぶ「わんぱく」だった

ご様子・・・。それだけ元気だったという事でしょうかね

業界が・・・。今はなかなかそんな話し聞きませんものねー。

メーカー同士も仲良くなったしね。

いい時代といえばいい時代でしたねー。

ストリートファイターⅡ’レインボー

一番やらかしゲーらしいやらかしゲーであり

日本一有名な海賊版であるストⅡレインボー

いわゆる改造ストⅡの元祖的な基板です。

レインボーの由来はタイトル画面のロゴが

レインボーだから・・正式にそういうタイトルではありません。

この基板は海賊版なのでメーカーが正式にリリースした

ものではありません。ただ当時はとにかく凄まじい

ストⅡ人気だったのでこんな怪しい基板でも結構

稼動しているロケがありました。

(私の地元、東小金井でも元気に稼動していました)

特徴としては、「やりたい放題やっているストⅡ」です

空中で波動拳を連射したりは当たり前。

なぜかE本田が百裂張り手をすると波動拳が出たり

昇竜拳は画面の端から端まで届くし

ザンギの投げ技はどこからでも吸い込める。

まさに「僕の考えたストⅡ状態」

当時まだ中学生とかだった私は海賊版かどうかなど

まったくわからず「すっげー!今度のストⅡすっげー!」

とはしゃいでいた記憶があります・・・。

しかしまあ当然ですがカプコンが激怒し

レインボーを稼動させているロケには今後

カプコンの商品は販売しない!と宣言し

割と早い段階で市場から消えていきました。

いい時代・・いや違うな・・今の感覚だととっても

緩い時代ですよね。こんな基板を売る業者も業者だし

買って普通に稼動させるロケもロケ。

今では考えられないですねー。

THE 野球拳

業務用の野球拳ゲームです。

都合により画像は割愛します。

脱衣麻雀とかと同じで、じゃんけんに勝つと

女の子が脱いでいきます。

(まあ、野球拳ってそういうゲームだからね)

これも先ほどのストⅡレインボー同様

今の時代では絶対にアウトなゲームです。

女の子はアニメーションではなく実写だし

(いやアニメでもアウトなんだが・・)

今でこそ「誰がゲーセンでやるんだよ・・」

という感じですが、当時は意外と普通に色んなロケに

設置されていました。色んなバージョンもあったし。

景品が出てくるタイプのものもあったなそういえば

(出てくる景品がどんなものかはお察し)

ま、普通に実写の脱衣麻雀とかが稼動していた

時代ですからね。本当にこの20年位で

健全な業界になりました。

個人的には昔のアングラな感じも

嫌いじゃないですけどねー・・・。

生き物

い・・生き物?って?

一昔前は結構生き物がプライズの景品に

なっていました。やらかしているかどうかの

判断が難しいのですが、今はあまり見なくなりましたし

AOUのガイドラインでも要約すると

「やめとけ」

とあるので今回取り上げます。

若い世代にはあまり馴染みがないかもですが

小さな水槽(ボトル?)に入った熱帯魚とか

色んなところで見かけました。

熱帯魚以外にもカブトムシとか

ウーパールーパーとか、近いとこだと

ハムスターが景品になって議論になりました。

生き物はねー、色々難しいですよ。

動物愛護の精神とかもありますし、簡単にいえば

命をおもちゃにするなって事です。

個人的には生き物を景品にするのは反対です

(道徳的な問題ではなく、管理面などでリスクが大きいし

嫌悪感を持つ方が一定数いるのに無理に景品にする

必要がないんじゃないかって意味で反対)

でもじゃあ、祭りの金魚すくいはどうなんだ・・とか

前回紹介した「伊勢えびキャッチャー」はいいのか?

とか色んな角度の色んな立場の人がそれぞれ

意見を持っているので、この問題答え出ていません。

景品に使いたいロケはリスクを承知で使えばいい

と思います。バイヨンでは扱いませんが。

100円ファミコン

前、書こうと思っていて書けなかったのが

個人的に最大のやらかしゲー「100円ファミコン」

当時通っていたゲームセンターの片隅にですね

ファミコンが置いてあったんですよ。

で、遊びたいソフトを店員に申告して

謎の仕組みで増設されたコイン投入口に100円を

投入すると15分だか30分ファミコンを遊べるという・・・

業務用のファミコンじゃありませんよ。

本当に普通の家庭用のファミコンです。

それに謎の改造を施してゲームセンターで

使っていたんです。

今ではもちろん、たぶん当時でも

任天堂が殴りこんでくる案件です

よくそんな恐ろしい事をやったな・・というか

たぶんその店の経営者もまだ権利関係とかが

よくわかっていなかったんだと思います。

ちなみに当時私の友人は家にファミコンがなかったので

そのゲーセンでドラクエⅡをクリアするという偉業を

成し遂げました。

絶対ファミコン買った方が安いだろうに

て、書いていて思い出しましたが

私の昔の上司達(元バイヨンの偉い人達)

がシグマのワイド筐体のトップ部分を改造して

ファミコン入れようとか騒いでいた時期がありました・・

実現しませんでしたが・・どこまで本気だったんだろう・・。

という訳で今回はこの辺で。

やらかしゲーの記事はまた何か思い出したら書きます。

ではまた来週ー!

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Nomu

Nomu

数少ないバイヨンオープニングメンバーの1人。もう10年以上バイヨンに関わってます。メダルゲームを専門とし、シングルマシンをこよなく愛する。好きなゲームは52JP・HMなど。