皆さんこんにちは。NOMUです。
今回はタイトルの通りですが
とうとうG1リーディングサイアーがダメかもしれません。
この記事を読んで頂いた業界関係者の皆さん
ぜひ何か手がかりがあればお知らせ下さい。
まずは昨年2月に書いたこちらのブログをご確認下さい。
この時は自走車のギアが経年劣化でダメになりました
その後バイヨンとお付き合いのある業者の方が
3Dプリンターでギアを複製する事に成功し
だましだましではありますが今まで何とか稼働していました。
しかし・・・
今回の方が重症です
今回とうとう自走車そのものがダメになりました。
画像で解説をします。
こちらが筐体の全体像です。
フィールドの上を馬(のフィギア)が走ります。
見えている部分はこちら
この馬のフィギアがどうやって走っているかというと
フィギアの下に自走車と呼ばれるいわば馬の本体がいるんです。
これが自走車です。
フィールドを挟んでこの自走車の上に馬のフィギアがくっつきます。
この自走車が「自分がどの位置にいるか」など各種の情報を
読み取って馬の動きを制御しているのです。
20年前の機械ですがすごい技術ですね。
そして、自走車もさらに分解できます。
前回ダメになったギアもこの中に組み込まれているのですが
今回は・・・
基板です。
これ、コの字型になっているフィルム基板なのですが
どうやらこの基板そのものがダメみたいです。
ギアを変えてもタイヤを変えてもどんな調整をしても
ダメな基板がついている自走車はその場でクルクル回るのみ。
全然前に走りません。
正確には朝から電源を入れて、昼過ぎ位に稼働させると
気まぐれで何レースかは走るのですがすぐに上記の
症状が出てエラーになります。
つまり「基板があったまると症状が少しだけ改善される事もある」
という、とても通常営業に耐えられる状態ではないのです。
基板がダメといっても、基板に乗っているROMがダメなのか
コンデンサがダメなのか、その他がダメなのか・・・
現状では基板の「どの部分がダメなのか」は不明です。
そして調べる手段も現状ではありません。
世界は広いので「基板修理の達人」のような人も
いるとは思うのですが、ここまで古く特殊な基板となると
もし修理が可能だったとしても金額がえらい事になります。
以前別の古いマシンで基板を修理しようとしたら
新しい機械を買った方が安い位の金額でしたからね・・・
今後について
現状では自走車の基板が中古でもなんでもいいので
手に入らない事には修理不可能という段階です。
海外を含めてレアなパーツを探す事の出来る方に
自走車そのものが手に入らないか探してもらっていますが
見つからなければもう復活は出来ません。
基板修理は可能性が低いうえに金額が折り合わないので
行わない方針です。
それを踏まえて・・
基板修理ができる業者様
金額は本当にご相談なのですが「一度見てみたい」という
奇特な業者様がもしいれば連絡を下さい。
自走車に心当たりがある方
法人、個人を問わずに眠っている自走車に心当たりがある方
情報をお待ちしております。
廃棄の可能性
このままどうにもならずに稼働が出来ない場合は
とうとう廃棄となります。日本に現存している最後の1台です。
もし歴史的な資料として保管したいという方がいれば連絡を下さい。
あくまでも廃棄という判断になった場合に限りますが、
搬出費用を負担して頂ければ現状渡しは可能です。
最後に
今回かなり絶望的な状況ですが
「修理できるのであれば稼働させたい」というのが本音です。
もし稼働再開への手掛かりがあれば是非教えて下さい。
本来の用途とは違いますが上記フォームからメールを送れます。
2022年9月末頃までこの件に関する情報を受け付けていますので
心当たりがある方はどうかお願い致します。
稼働が再開できるのか、廃棄となってしまうのか?
続報をお待ちください。
Nomu
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