いつの間に？なかった事にされていた『VRセンス』

皆さんこんにちは。NOMUです。

「いつの間にかなかった事にされる」

漫画の設定とかでたまにこういう事がありますね。

例をあげれば

・キン肉マンは巨大化できる

・大豪院邪鬼がでかすぎる

・日テレ版ドラえもん

・アイドルマスター XENOGLOSSIA

だいぶネタが偏っている気もしますが、まあそんな感じです。

漫画やアニメだと物語の進行に合わせてある意味では

仕方がない部分もありますが、現実ではそうも言ってられません。

そんな訳で今回のテーマは

VRセンスはその後どうなった？

そもそもVRセンスって何ですか？という方もいると思うので

説明からしましょう。

 

心臓！魂！ワ・シ・づ・か・み

はい。VRセンスのキャッチコピーですね。

VRセンスは2017年12月21日にコーエーテクモから発売された

業務用のVR筐体です。要はゲーセンで稼働させるVR筐体。

もう5年以上前の話なんですね・・・

特徴としては

・アクションを体感させる多機能3Dシート
・臨場感を盛り上げる香り機能
・驚きを演出するタッチ機能
・空間の広がりを感じさせる風機能
・環境の変化を感じさせる温冷機能
・雨や湿気などを感じさせるミスト機能

などが実装されています。

VRというとオペレーターが横についていて

色々案内をしないといけないイメージがありますが

VRセンスではその必要がありません。

まあゲーセンで稼働させる前提ですからね。

VRセンスの発表会にも行ってブログ書いてますので

当時の様子が知りたい方は5年前のブログをどうぞ

「VR SENSE」を体験してきました！

まだゲーセンのVRに期待をしていた時期ですね。

昔のブログでも書いていますが筐体の作りはすごいのに

肝心の中身（ゲーム）が追い付いていない印象でした。

正確にはゲームっていうか、アトラクション。

「わー、VRすごいねー」

以上で終わってしまうので攻略とかやり込みとか

そういう要素はほぼ皆無でした。

 

さてそんなVRセンス。

一体どれ位の店舗で稼働したのでしょう？

稼働当初の発表によると

全国27店舗で導入されたみたいですね。

1店舗2台導入したとして54台。

1台しか導入していない店舗もあるだろうから

実際は50台程度が市場に出回った形になります。

50台かぁ・・・

1台350万円で販売していたから、計算すると

・・・うーん。多分儲かっていないだろうなぁ。

そんなVRセンスですが、翌年2月からは

第2ステージとしてスマホとの連動が始まります。

その名も

スマートフォン連携機能「ジョイモバ」

ランキング機能とか期間限定イベントとかジョイモバを

使ったコンテンツを提供しました。

そんなジョイモバも2018年9月26日に終了します。

ジョイモバの稼働期間は約8か月。短命に終わりました。

そしてジョイモバ終了の翌日からは2種類あった筐体

スパークリングシルバー/スパークリングブルー

のどちらでも全6種類のゲームが遊べるようになります。

筐体の種類によって遊べるゲームが違ったから2台購入したのに

結局1台でも全種類遊べてしまうという奇策。

購入した店舗はどんな気持ちだったのか？

ただジョイモバ終了後も定期的なアップデートなどは

行っていく意向を発表。2019年1月には稼働中タイトル

DEAD OR ALIVE Xtreme SENSE

に新キャラクターが追加されました。

ここで奇跡的に残っていたVRセンス第2ステージの

公式ページを見てみましょう

VRセンス第2ステージ（公式）

毎月22日はVRセンスの日だそうですよ。

いやそれより新作は！？

進撃の巨人とか戦国無双のリリースを計画していたんですね。

進撃の巨人は別メーカーもアーケードで開発を

進めていたのですが結局開発中止となってしまいました。

進撃の巨人はアーケードにしたらダメなコンテンツなのか？

話を戻しましてVRセンス。

結局その後は特に何か発表がある訳でもなく

公式サイトもいつの間にか消滅！

完全になかった事にされましたね。

なのでVRセンス第2ステージの公式ページが残っているのは奇跡

いや、これ、中の人が消し忘れているんじゃ・・・？

 

ちなみにVRセンス稼働終了で検索すると

テクモピア向ヶ丘遊園店で2020年3月17日まで稼働していた

記録が出てきます。他の店舗にあった筐体はどうなったのか？

まだ実機が現存しているのか？

そもそもネットワークはまだ生きているのか？

謎は深まるばかりです。